コロショ(カシューナッツ)のモチーフ
今回は、カンガのモチーフについてのお話。
カンガについていろいろ調べていると、カンガのモチーフの中で最も重要だと考えられてきたのが、コロショ(カシューナッツ)だということがわかります。
昔から、お金になる重要な農作物だったということで、コロショ = 豊穣をもたらす(富の象徴)
コロショがデザインされているカンガは、富をもたらすと考えられていたようです。
korosho(コロショ)
スワヒリ語でカシューナッツ
そして、
「コロショがないデザインは、カンガとして完璧じゃない!」
とまで、考えられるようになったのだとか、、、。
その後コロショはデフォルメされ、マンゴーやペイズリーの姿となり、多くのカンガの中に描かれるようになったと言われています。
↑ このように集めてみると、しっかりとカシューナッツの形が、実の部分まで描かれています。
‟ 豊穣への願い ” が込められているという、果実や作物のデザイン。
コロショは姿を変え、多くのカンガに描かれています。
デフォルメされたコロショは見つかりましたか?
お手持ちのカンガをよくご覧になってみてください。隠れコロショが見つかるかも?
これから、カンガを見るときはコロショが入っているかどうか?
チェックしてみてはいかがでしょうか?